紙なのにリサイクルできない紙のお話し 2019年2月
▶紙なのにリサイクルできない紙があることをご存じですか?
メジャーどころではティッシュペーパー(水にとけちゃう)や紙コップ(水にとけない)などですが、
その中で出来上がった製品自体が不良品となってしまうおそろしい紙をご紹介します。
▶1つめは、アイロンプリント紙と呼ばれる紙です。
アイロンプリント紙?なんじゃそりゃ?ですが、結構なじみのある紙です。
これは靴やカバンを買ったときに緩衝材として入っているクシュクシュの紙です。
おお!と思い当りましたか?
とくに柄や絵がプリントしてあるオシャレなものは注意が必要です。
この紙は熱をくわえると、インクが溶け出す特殊な紙なのです。
紙をリサイクルしてあらたに製品の紙をつくろうとしたときに、
この紙が混ざっていると、インクが溶け出して製品の紙にポツポツと色がついてしまい、
不良品となってしまいます。
特に赤色は血が滴っているようにみえるので、最悪です。
靴やカバンに入っている緩衝材の紙はリサイクル出来ませんので、まよわず燃えるごみにすててくださいね。
▶2つめは、感熱発砲紙と呼ばれる紙です。
これもなんじゃそりゃ?ですが、熱をくわえるとモコモコと字や絵がもりあがってくる特殊な紙です。
主に点字をプリントするときに使われます。
ご家庭やオフィスではめったにお目にかからないので、周知が難しく、
また本や冊子の一部分に使われていたりして、一目で分別することがしにくい紙です。
これは紙をリサイクルしてあらたに製品の紙をつくろうとしたときに、
この紙が混ざっていると、表面にぼこぼこと凹凸のある紙が出来上がってしまいます。
凹凸があると印刷がきれいに仕上がらないため、不良品となってしまいます。
万が一、感熱発砲紙と出会いましたら、燃えるごみにすててくださいね。
▶最後の3つめは、においのついた紙です。
お線香が入っていた箱やスーパーや薬局などで売っている洗濯の柔軟剤が入っていた段ボール箱などです。
これは紙をリサイクルして製品の紙をつくろうとしたときに、この紙が混ざっていると、
においのついた紙が出来上がってしまい、不良品となってしまいます。
こちらも迷わず、燃えるごみにすててくださいね。
▶以上のような紙と出会いましたら、これか!とリサイクルの分別を楽しんで頂けたらと思います。
紙の分別やリサイクル出来るの?と迷ったらお気軽にマンモスエコロジーまでお問い合わせください。
紙のリサイクルマスターが丁寧にお答え致します。