集団資源回収のお話し 2020年1月
▶マンモスエコロジーでは、所沢市、川越市の「集団資源回収」の回収及び受け入れを行っております。
昨年から続く古紙価格の急落のため、「集団資源回収」の回収が難しくなっており、
断られてしまった自治会様もあると聞きます。
私たちは「人に、地域に、地球にやさしく」をモットーに、
回収ルート内であれば、回収を行っていく所存でございます。
お気軽にお問い合わせ頂けたらと思っております。
▶さて、そもそもなぜ古紙価格が急落したのか、
少し歴史をさかのぼりながら、お伝えさせて頂きます。
1997年(平成9年)頃から、国内の古紙の回収量が、
国内で古紙を利用して紙製品をつくる量を上回り始めます。
つまり、古紙が余剰し始めます。
この頃から私たち業者は日本国内では利用しきれない古紙を海外に輸出し始めます。
つまり、需給バランスをとり始めます。
このバランスを一昨年2018年(平成30年)までは紆余曲折ありながら、
とり続けておりました。
▶しかし、昨今、日本の最大の古紙輸出国である中国が
2020年をもって古紙の輸入を止めると宣言しました。
古紙を輸入する際に含まれる異物問題のためです。
このため、約20年間続いていたマーケットがなくなることになり、
日本の古紙のマーケットは1997年(平成9年)に逆戻りし、
再び古紙余剰の状態となっています。
▶余談ですが、1997年(平成9年)は、香港返還、ダイアナ妃の交通事故があった年です。
調べていて、けっこう遠い昔だなと思いました。
そんな時代に逆戻りです。
奇しくも、香港、イギリスと同じように、私たち古紙業界も変革の時期に差し掛かっているんだと
感慨深く思ってしまいました。
▶話しをもとに戻します。
需給バランスが崩れ、古紙が余剰し、売れなくなってしまうと、
私たち業者は日々発生する古紙を受け入れるスペースを確保するため、
古紙の安売りをせざるを得なくなります。
日々の古紙の受け入れこそが社会的使命だと思っているからです。
今年に入っても引き続き余剰状態が続いており、古紙価格はまだ下げ止まっておりません。
▶古紙の余剰が解消される手立てとして、国内の古紙消費量のアップ、
中国以外のタイ、ベトナム、インドネシアへの輸出量のアップが考えられますが、
まだ少し時間がかかりそうです。
▶あらたなマーケットの創造に私たちも微力ながら努めて参ります。
古紙のことでお困りでしたら、お気軽に私たちにお問い合わせください。
所沢市、川越市の「集団資源回収」のことでしたら、マンモスエコロジーにおまかせください!