出版物の断裁処分のお話し 2019年7月
▶私たちマンモスエコロジーは創業以来、多くの出版社様から
出版物の「断裁処分」のご依頼を頂いております。
一口に出版物の「断裁処分」といっても、実は2通りあります。
1つめは、取次店(出版社と書店とをつなぐ流通業者様)で直接断裁する方法です。
こちらはよく「現地断裁」、「現地処分」、「店頭断裁」などとよばれています。
2つめは、出版社様の在庫商品を処分する方法です。
皆さまがイメージする「断裁処分」はこちらではないでしょうか?
そこで、今回は出版社様の在庫商品を「断裁処分」する場合に、
私たちがどのように取り組んでいるかご紹介させて頂きます。
▶出版社様で在庫商品の「断裁処分」をされたい商品(以下、断裁商品とします)がある場合、
出版社様または出版社様がご契約されている倉庫会社様から、
私たちに断裁商品の引き取り依頼があります。
私たちは引き取り依頼を頂いたら、すぐにご対応できるようにするため、
自社でトラックをご用意しており、ご依頼頂いてから翌3営業日以内に引き取りを
完了することを心掛けております。
▶断裁商品を引き取り後、私たちの三芳所沢センターに納入します。
その後、プレス機(ベーラ―ともいいます)に投入して、圧縮梱包作業を行います。
この作業は、2つの理由から行っております。
1つは、セキュリティの観点から、断裁商品をぐちゃぐちゃの状態にすることで
資産価値をなくし、出版物の転売を防ぐためです。
2つは、エコロジーの観点から、製紙メーカー様に納入する際の輸送効率を高め、
輸送における環境負荷を低減するためです。
▶この圧縮梱包作業によって、1個1トン程度の古紙の固まりにしたのちに、
製紙メーカー様に納入して、溶解処理されます。
この溶解処理をへて、再度、紙の製品としてリサイクルされます。
私たちの取り扱う断裁商品は、主に板紙とよばれるお菓子の箱や
ティッシュペーパーの箱に生まれ変わります。
処分完了後、「断裁証明書」、「廃棄証明書」、「資源化証明書」等
各種証明書の発行も行っております。
▶これまでが通常の在庫商品の断裁処分の方法ですが、
断裁商品に紙以外のDVDや付録がついている場合は、
取り除いてから、圧縮梱包作業を行います。
私たちは取り除いたDVDや付録も可能な限りリサイクルして、
環境負荷の低減に努めております。
また、この作業を少しでも障がい者の就労機会が増えばと思い、
地域の障がい者支援団体である「一般社団法人エコ街kirei」や
「一般社団法人福祉作業支援センター」に積極的に依頼しております。
▶いかがだったでしょうか?
「断裁処分」でご不明な点、お困りな点がございましたら、
お気軽にマンモスエコロジーにお問い合わせください!