機密書類の廃棄処分のお話し その3 2019年6月
▶前回、前々回と「機密書類の廃棄処分」についてお伝えしましたが、その続きです。
これまで「機密書類の廃棄処分」の方法は5種類あることをお伝えいたしました。
・「圧縮溶解処理」
・「焼却処理」
・「開封破砕溶解処理」
・「未開封破砕溶解処理」
・「直接溶解処理」
です。
今回は、機密書類ごとのおすすめの処分方法についてお伝えいたします。
▶前回、前々回とお読み頂いた方はすでにお気づきかもしれませんが、
機密書類の入った段ボール箱(以下、「機密箱」とします)の中身の状況と、
機密箱を開封していいのか、それとも未開封で処分されたいのかで費用が異なってきます。
▶機密情報がファイリングされていなければ、処分費用が安くなりますし、
ファイリングされている場合は、高くなってしまいます。
また、機密箱を開封していいのであれば、処分費用が安くなりますし、
未開封のまま処分されたいのであれば、高くなってしまいます。
それでは、ケースごとのおすすめの処分方法をお伝えしていきます。
▶まず、ファイリングされていない機密情報の場合です。
・「圧縮溶解処理」
・「焼却処理」
・「開封破砕溶解処理」
・「未開封破砕溶解処理」
・「直接溶解処理」
のすべての処分方法を選ぶことができます。
その中で、機密箱を開封してもよい場合は、
・「圧縮溶解処理」
・「開封破砕溶解処理」
の2つの中からお選び頂けます。
処分費用を抑えたい場合は「圧縮溶解処理」をお選び頂き、
セキュリティを重視する場合は「開封破砕溶解処理」をお選びください。
この2つの処分方法のメリットは、弊社では、お客様ご自身でお持ち込み頂くことが可能ですので、
回収費用のご負担がなくなることです。
また、2つの処分方法の併用も可能ですので、処分したい機密箱の一部は「圧縮溶解処理」、
残りを「開封破砕溶解処理」とアレンジすることもできます。
▶続いて、ファイリングされていない機密情報を未開封のまま処分したい場合です。
・「焼却処理」
・「未開封破砕溶解処理」
・「直接溶解処理」
の3つの中からお選び頂けます。
この3つの処分方法の場合、弊社では他社様の専用施設での処分となります。
機密箱の回収場所から処分場までの運賃と、
機密情報の処分費用との合算がお客様のご負担となりますので、
各処分ごとのお見積りをとられることをおすすめしております。
仮にお見積り内容に大きな差がない場合は、
ご希望のセキュリティレベルと処分場の予約状況に応じて、
どの処分方法がおすすめかご案内させて頂いております。
この3つの処分方法でセキュリティレベルが高いのは
1「直接溶解処理」
2「未開封破砕溶解処理」
3「焼却処理」
の順になります。
処分の予約がとりやすいのは
1「未開封破砕溶解処理」
2「焼却処理」
3「直接溶解処理」
の順になります。
通常、弊社では、セキュリティレベル、予約のとりやすさからバランスのよい
「未開封破砕溶解処理」をおすすめさせて頂いております。
▶次に機密情報がファイリングされている場合です。
前回お伝えしたとおり、破砕機がこわれてしまうので、
「未開封破砕溶解処理」は行うことができません。
したがって
・「圧縮溶解処理」
・「焼却処理」
・「開封破砕溶解処理」
・「直接溶解処理」
の4種類からお選び頂けます。
▶ここでも、機密箱を開封してもいい場合は、
・「圧縮溶解処理」
・「開封破砕溶解処理」
の2つの中からお選び頂けます。
どちらをお選びいただくかは、上述のとおりです。
ただし、こちらも上述のとおり、ファイリングされている機密情報は、
ファイリングされていない機密情報にくらべて、分別作業やファイル自身の処分料が発生するため、
処分費用が高くなってしまいます。
ご負担が大きいようでしたら、お客様ご自身でファイルをはずして、処分をご依頼ください。
▶続いて、ファイリングされている機密情報を未開封のまま処分したい場合です。
・「焼却処理」
・「直接溶解処理」
の2つの中からお選びください。
この場合も上述のとおり、運賃+処分料金となりますので、一度お見積りをお取りになり、
お客様のご負担が少ない方か、セキュリティを重視する場合は
「直接溶解処理」をお選びください。
▶以上、3回にわたって「機密書類の廃棄処分」について長々とお伝えいたしました。
「機密書類の廃棄処分」でお困りなこと、ご不明な点がございましたら、
お気軽にマンモスエコロジーにお問い合わせください!