機密書類の廃棄処分のお話し その1 2019年5月
▶みなさまはどのように機密書類を廃棄処分されておりますか?
「機密書類の廃棄処分」と一口に言っても、機密書類の処分方法はいくつかあり、
弊社ではお客様のニーズにあわせて5種類の処分方法をご用意しています。
それぞれ、メリット、デメリットがあり、
お客様がご希望するセキュリティレベル、
時間的制約や回収場所から処分場までの輸送コストも考慮にいれて
ご提案させて頂いております。
それでは、5種類の処分方法をご紹介させて頂きます。
▶1つめの処分方法は「圧縮溶解処理」とよばれるものです。
この処分方法は機密書類の入った段ボール箱(以下、機密箱といいます)を
一度開封して、紙だけを取り出します。
次にプレス機といわれる機械で圧縮処理を行って、
機密情報をぐしゃぐしゃな状態にします。
最後に、製紙メーカーに納入して溶解処理を行ってもらいます。
メリットとしては、機密箱の中身が紙だけの場合、弊社では買い取りますし、
ファイリングされていたとしても処分を行うことができます。
また、弊社の場合、営業時間内でしたら、いつでもお持ち込み可能ですので、
時間的制約はほとんどありません。
デメリットとしては、一度開封するので、開封するときに機密内容が人目にふれたり、
圧縮処理後の機密情報はぐしゃぐしゃな状態なだけですので、
内容を見ようと思えば、見えてしまう可能性があります。
▶2つめの処分方法は「焼却処理」とよばれるものです。
この処分方法は機密箱を開封せずに、そのまま産業廃棄物中間処理場に持ちこんで
燃やしてもらいます。
メリットとしては、機密箱の中に紙以外のものが入っていても開封せずに処分することができます。
デメリットとしては、回収場所から中間処理場までの距離が遠いと運賃が高くなりますし、
焼却処理を行っている中間処理場の数が少ないので、事前予約が必要だったりして、
お客様のご都合で処分ができない可能性があります。
また、機密情報が燃え残る可能性がゼロではないので、処理後のセキュリティリスクがあることや、
焼却することでCO2を排出してしまいますので、環境にやさしくないなどがあげられます。
▶3つめの処分方法は「開封破砕溶解処理」とよばれるものです。
この処分方法は、一度機密箱を開封し、紙だけを取り出します。
次に破砕(シュレッダー)処理を行った後、圧縮処理を行います。
最後に、「圧縮溶解処理」同様、製紙メーカーに納入して溶解処理を行ってもらいます。
上記、1つめの「圧縮溶解処理」に破砕(シュレッダー)処理というひと手間を加えたものです。
メリットは「圧縮溶解処理」のデメリットだった圧縮処理後の見ようと思えば見えてしまう問題を
クリアすることができます。
デメリットしては、破砕(シュレッダー)処理を別途行うため、
「圧縮溶解処理」よりコストが高くなってしまいます。
▶あと2つ「未開封破砕溶解処理」、「直接溶解処理」とあるのですが、
これは次回お伝えさせて頂きます。
「機密書類の廃棄処分」でお困りでしたら、お気軽にマンモスエコロジーにお問い合わせください!